飲食店営業許可の取得までの期間はどれくらい?|開業に間に合うスケジュールの立て方

飲食店営業許可

1. はじめに

飲食店を開業する際に多い悩みが、「飲食店営業許可って取得まで期間はどれくらいかかるの?」という疑問です。
物件契約や内装工事、求人、仕入れなど開業準備は同時進行で進むため、許可が遅れるとオープン日そのものがズレてしまいます。

結論として、飲食店営業許可の取得までの期間は、一般的に申請から許可証交付まで約1〜2週間程度が目安です。
ただし、事前相談の遅れや書類不備、工事のやり直しがあると、1か月以上かかることも珍しくありません


2. 制度の概要

飲食店を営業するためには、食品衛生法に基づき、保健所から飲食店営業許可を取得する必要があります。
申請先は店舗所在地を管轄する保健所です。

手続きは単なる書類提出ではなく、保健所職員による**施設検査(立入検査)**が実施されます。
設備基準を満たしていると判断されれば、後日許可証が交付されます。

つまり、飲食店営業許可は「申請したらすぐ取れる」ものではなく、検査日程調整も含めてスケジュールを組む必要があります。


3. 取得条件

飲食店営業許可を取得するには、以下の条件を満たす必要があります。

主な取得要件

  • 厨房設備が施設基準に適合している
  • シンク・手洗い設備が適切に設置されている
  • 清掃しやすい床・壁・天井である
  • 客席と厨房が衛生的に区分されている
  • 給排水設備が整っている
  • 食品衛生責任者を配置している
  • 保健所の検査で適合と判断される

補足(期間に影響するポイント)

許可が遅れる原因の多くは、設備不備です。
特にシンク不足や手洗い場の設置ミスがあると、改善工事が必要となり、許可までの期間が一気に延びます。


4. 必要書類

飲食店営業許可申請で必要になる主な書類は以下です。

必要書類一覧

  • 営業許可申請書
  • 店舗の平面図(設備配置図)
  • 店舗案内図(地図)
  • 食品衛生責任者の資格証明(写し)
  • 水質検査成績書(井戸水等の場合)
  • 申請手数料(自治体による)

注意点

書類の不備があると申請が受理されず、検査日程も後ろ倒しになります。
特に図面が不十分だと「書き直し→再提出」となり、数日〜1週間ロスすることもあります。


5. 費用

飲食店営業許可の取得に必要な費用は、主に申請手数料です。

申請手数料の相場

  • 15,000円〜20,000円前後

追加費用が発生するケース

  • 水質検査が必要な場合
  • 設備基準不適合で追加工事が発生した場合
  • 図面作成を外注した場合
  • 行政書士へ申請代行を依頼した場合

許可取得そのものよりも、やり直し工事が発生した際の費用が大きな負担になりやすいです。


6. 手続きの流れ

ここから「取得までの期間」を具体的に理解するため、流れを時系列で説明します。

飲食店営業許可の流れと期間目安

  1. 保健所へ事前相談(目安:1日〜数日)
    物件や図面を持ち込み、基準に適合するか確認します。
  2. 内装工事・設備設置(目安:2週間〜2か月)
    店舗規模により期間差が大きい部分です。
  3. 申請書類の準備(目安:数日〜1週間)
    図面が完成していないと申請できません。
  4. 保健所へ申請(1日)
    申請時に手数料を支払います。
  5. 施設検査の日程調整(目安:数日)
    保健所の混雑状況により左右されます。
  6. 保健所の立入検査(1日)
    問題がなければ合格となります。
  7. 許可証交付(目安:検査後数日〜1週間)
    自治体によって交付日数は異なります。

7. よくある失敗

飲食店営業許可の取得までの期間が延びる原因は、初心者ほど起こしやすいです。

よくある失敗例

  • 工事完了後に初めて保健所へ行く
  • シンクや手洗い設備が基準不足で不適合
  • 図面と実際の配置が一致していない
  • 申請書類に不備があり受理されない
  • 検査予約が混んでいて希望日に取れない
  • 食品衛生責任者の取得が間に合わない
  • 井戸水利用なのに水質検査を忘れる

開業直前の「検査待ち」が一番危険

特に多いのが、「オープン日を決めた後に申請したが、検査日程が合わず間に合わない」というケースです。
許可がなければ営業できないため、チラシ・広告・予約を入れていても全て延期になり、信用にも関わります。


8. 行政書士に依頼するメリット

飲食店営業許可は自分で申請できますが、期間を短縮し、確実に取得したいなら行政書士への依頼が有効です。

行政書士に依頼するメリット

  • 書類不備を防ぎ、申請がスムーズになる
  • 図面や設備基準の事前チェックができる
  • 保健所との調整を代行できる
  • 工事のやり直しリスクを減らせる
  • 開業スケジュールを逆算して進められる

特に初心者の場合、許可取得までの期間は「書類作成力」よりも「段取り」で決まります。
行政書士が入ることで、最短ルートで許可取得を目指せます。


9. まとめ

飲食店営業許可の取得までの期間はどれくらいかというと、一般的には以下が目安です。

  • 申請から許可証交付まで:約1〜2週間
  • ただし準備不足があると1か月以上かかる場合もある

特に重要なのは、保健所相談を早めに行い、設備基準を満たした状態で申請することです。
申請が遅れると、開業日がズレて家賃・人件費・広告費などの損失が発生します。

「開業日までに間に合うか不安」「今の図面で通るか見てほしい」という方は、行政書士へ相談することで最短スケジュールで許可取得が可能になります。
飲食店開業を確実に成功させるためにも、早めの相談をおすすめします。

「ウエシン行政書士事務所のホームページ」

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